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ArweaveはWeb1.0の哲学を踏まえたWeb3.0へ

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Translated by Kei.

Original by Xylophone

Webの当初のビジョンは、ボトムアップ制御、最大限の実験、および健全な分散化という許可の ないユートピア(理想郷)でした。 「これはWebであって、ヒエラルキー(階層組織)ではな い。」と、webの発明者であるTim Berners-Leeは2000年に書いています

初期のweb(web 1.0)は、この説明にぴったりでした。これは、個人用サイト、情報リポジトリ (収納庫)、ファイル共有サーバー、および掲示板が乱立している状態で、検閲が不可能で、単一 障害点(中央のコントロール)がないように設計されていました。

20年後、一握りのクラウドホスティング会社がwebの大部分とほとんどの主要なサービスを運営しています。Facebook、Amazon、Netflixなどの主要なサービスが、世界のトラフィックの大部分を占めてい る状態です。 web 2.0は、少数の独占的なプラットフォームが少数の独占的なサーバー上で動作す る世界へと、私たちを案内しま た。

ただ、これはwebのパイオニアたちが望んでいたことではなく、同じくユーザーも望んでいたことではありません。しかしながら、web 3.0インフラとしてのArweaveのユーティリティは、失われたweb1.0の理想的なところのいくつかを復元できます。

「誰かがwebを独占しようとした場合、例えばネットワークプロトコルの独自のバリエーションを推し進めることによって、彼らは戦いに身を投じることになるでしょう。」

2000年、Berners-Leeは、ネットワークプロトコルではなく、ソーシャルプロトコルが反ユーザーとなり、相互運用できなくなるとは予測していませんでした。

「人々の相互作用を支配する規範や法律を制約しない方法で、プロトコルを定義することを目標 としています。私たちが定義するのはメカニズムであって、ポリシーではありません。」聞き慣れ た言い回しですか?

web 2は、ユーザーを自分たちのエコシステムに留めておくためにサイロを構築しました。Mediumはユーザーコンテンツを自社のサーバーとドメインに保持しているため、収益化レイヤー を追加するときには気軽にできるようになっています。Twitterは、APIへのアクセスを徐々に遮断 し、プラットフォーム上に構築すること、また「認可されていない」の方法でのアプリとやりと りすることを難しくしました。

プラットフォームは出版物に移行し、管理者は編集者の役割を果たし、真実をキュレーション (必要な情報をたくさんの情報源から収集、整理、要約、公開、共有)するようになりました web 2は、web 1から引き継いだ仕組みの上に、ポリシーを定義しました。

20年かかりましたが、Berners-Leeが予測したような戦いが今起きています。2021年は、インターネットに参入するユーザー数が全体的に増えているにもかかわらず、FacebookやTwitterといった web 2の有力プレイヤーのユーザー数が、マイナス成長した初めての年となりました。

web 2で権利を奪われたユーザーがweb 3へと去っていくからではないかもしれませんが、web 3 の代替案は並行して開発されており、製品と市場の適合性とネットワーク効果が、より広く普及 したクリプトの採用という「引き」の要因と、web2が利益を追求し、支配権を握り、webの本来 の理想から切り離すという「押し」の要因により触媒されるのを待っているのです。

ドメイン名の管理、IDの管理

「ドメイン名は […] 希少でかけがえのない資源であり、主に人々全体が所有する [ことが不可欠で す]。 […]インターネットにおける一般的なルールは、分散化によって中央政府が不要になるとい うものです。」– Tim Berners-Lee

分散化はwebの設計上の選択でしたが、コアアイデンティティ層へのアクセスは、訳のわからない 営利目的の中央集権型の存在によって制限されていました。 web 2のアイデンティティ層(Eメー ルアドレスとソーシャルハンドル)も同じ道をたどっていました。

web 3が登場し、NFTのおかげでユーザーがまたコントロールできるようになりました。NFT以前 は、デジタル資産(あるいは物理的な財産)の所有権の証明は、仲介者に依存していました。仲 介者の誰かが記録をチェックし、あなたが特定の家や金の延べ棒の正当な所有者であることを確 認していました。現在の仲介者は、永続的で委託のいらない台帳であり、所有権の記録に関心を 示したり、異議を唱えたり、検閲したりすることのない、コードです。

MyMailはEメールアイデンティティをNFTとして開発しており、decent.landは複数のpermaweb dApp間で共有アイデンティティとして機能するArweave Name Service(ANS)プロトコルを構 築しています。 Arweaveには、ベースレイヤー、アイデンティティレイヤー、およびコントラクトレイヤーにまたがるユーティリティを備えています。

Web3.0を複数のレイヤーに展開するArweave

Arweaveはパラレルwebです。 データはアプリ間で許可なくアクセスできます。 データの永続性 と検証可能な特徴が、管理者によるコンテンツの検閲や削除を不可能にし、すべてのアクティビ ティがオープンになり、また不滅になります。

オープンという特徴だけでも、このモデルはすでに現在のものよりもwebの本来のビジョンに近い と言えます。その上にユーザーがコントロールする経済を加え、積極的な相互作用に対し金銭的な インセンティブを与えることで、事業者は経済的に成り立ち、ユーザーから搾取する理由がなく なります。

Arweaveは、情報のオープンバザーとしてだけでなく、他のチェーンからのあらゆるデータのストレージレイヤーでもあります。Solana、Polygon、Ethereum上のNFTは、メタデータとアセットを 保存するためにArweaveを利用しています。チェーン自身もArweaveに履歴を保存してノードの負 担を軽減し、より低コストでより広くデータにアクセスできるようにしています。UniswapやSynthetixのようなツールの検閲に強いフロント エンドは、Arweave上で永続的にホストされています。そして、これらは最も明白な使用事例です。

web 3.0のdAppsが繁栄することを可能にするのは、その価値がユーザーからの搾取ではなく、利 益共有トークン(PST=profit-sharing token)の価値の発生によってです。ArDriveやVertoなどの Arweaveの利益共有コミュニティ(PSC=profit-sharing community)プロジェクトは、通常、取 引においてARでチップを請求し、その利益をトークン保有者に分配しています。プロジェクトが 成功すればするほど、PSTの将来的な投機的価値は高くなります。プロジェクトは、ユーザーを圧 迫する必要性から、単に資産の価値を高め、ユーザーにプロジェクトに対する真の報酬を与えることへと変化します。

ほとんどのブロックチェーンはストレージ用には作られていませんが、webには多くのストレージ が必要です。 web 3.0アプリの導入が進み、web 3.0の哲学が受け入れられるようになると、中央 集権的な制御や失敗のポイントがなくなり始めます。私たちは、新しいweb、つまり、web 1.0の ユートピア(理想郷)的価値観に近く、かつユーザーにさらに多くのパワーを還元するダイナミッ クなwebに向かって、突き進んでいるのです。


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